
2021年08月13日
令和3年 石川県の怖くない話⑦
山田さんは仕事を終え、
いつものように車を走らせ家に向かっていると
100メートル先でパトカーの赤色灯が回っているのが見えた。
どうやらこの先で検問をしているようだ。
警官「こんばんは。ただいま検問しております。」
山田さん「おつかれさまです。何か事件ですか?」
警官「ここでひき逃げ事件が発生しました」
「車が自転車のお年寄りをはねて死亡させそのまま逃亡してます」
山田さん「そうでしたか」
警官「ちょっと車を拝見させてください」
そう言って警官は山田さんの車を一回りして
警官「はい 特に問題有りません。安全運転でお帰り下さい」
警官は山田さんにメモ用紙を渡した。
山田さんはメモ用紙を胸ポケットにしまった。
「問題なくて当然だ」山田さんはそう思いながら家に着いた。
が、いつもと様子が違っていた。
カーポートに停まっている嫁の車がいつもと違う向きで停めてある。
普段は道路に向かって前向きに停めてあるのが今日に限って後ろ向きに停めてある。
「おかしいな こんな停め方初めてだ」
山田さんは車を降り、
嫁の車に近づくとギョッとした。
車のフロント部分が大破している
ボンネットは大きく凹んで
フロントガラスには大きくヒビが入っている。
山田さんは急いで家に入ると
キッチンで食事を作っている嫁に、
山田さん「おい あの車どうしたんだ?」
嫁「あ~、ちょっと電柱にぶつけちゃって・・・」
そう答えた嫁の顔は真っ青だ。
嫁「それよりあなた 早くご飯食べちゃって」
山田さんはテーブルの上を見ると
大好物のハンバーグが置かれていた。
嫁「たくさん焼いたからいっぱい食べてね」
そう言って皿に焼き立てのハンバーグをもう一枚のせた
嫁の手は小刻みに震えていた。
山田さん「このハンバーグいつもより美味いな!」
嫁「でしょう~♪」
その言った嫁の顔はまるでお釈迦さまのようだった。
いつものように車を走らせ家に向かっていると
100メートル先でパトカーの赤色灯が回っているのが見えた。
どうやらこの先で検問をしているようだ。
警官「こんばんは。ただいま検問しております。」
山田さん「おつかれさまです。何か事件ですか?」
警官「ここでひき逃げ事件が発生しました」
「車が自転車のお年寄りをはねて死亡させそのまま逃亡してます」
山田さん「そうでしたか」
警官「ちょっと車を拝見させてください」
そう言って警官は山田さんの車を一回りして
警官「はい 特に問題有りません。安全運転でお帰り下さい」
警官は山田さんにメモ用紙を渡した。
山田さんはメモ用紙を胸ポケットにしまった。
「問題なくて当然だ」山田さんはそう思いながら家に着いた。
が、いつもと様子が違っていた。
カーポートに停まっている嫁の車がいつもと違う向きで停めてある。
普段は道路に向かって前向きに停めてあるのが今日に限って後ろ向きに停めてある。
「おかしいな こんな停め方初めてだ」
山田さんは車を降り、
嫁の車に近づくとギョッとした。
車のフロント部分が大破している
ボンネットは大きく凹んで
フロントガラスには大きくヒビが入っている。
山田さんは急いで家に入ると
キッチンで食事を作っている嫁に、
山田さん「おい あの車どうしたんだ?」
嫁「あ~、ちょっと電柱にぶつけちゃって・・・」
そう答えた嫁の顔は真っ青だ。
嫁「それよりあなた 早くご飯食べちゃって」
山田さんはテーブルの上を見ると
大好物のハンバーグが置かれていた。
嫁「たくさん焼いたからいっぱい食べてね」
そう言って皿に焼き立てのハンバーグをもう一枚のせた
嫁の手は小刻みに震えていた。
山田さん「このハンバーグいつもより美味いな!」
嫁「でしょう~♪」
その言った嫁の顔はまるでお釈迦さまのようだった。
Posted by 細田塗料株式会社 at
06:10
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