2021年02月23日

令和3年石川県の怖くない話②

「絶対にしゃべってはいけない」

山田さん 独身(30歳)は1年前に起業した事業が軌道に乗らず

このままでは自己破産も時間の問題だった。

ここ最近は毎日のように飲み屋を渡り歩き酒に溺れていた。

ほとんどアル中だった。

12月24日のクリスマスイブの夜、

いつものように片町で飲んだあと

家に帰ろうとした時だった。

この日もベロンベロンに酔っていた。

路地裏にさしかかった時だった

「ぎゃあーーーー」という叫び声が聞こえてきた。

山田さんは悲鳴の聞こえた方に行ってみると

路地の行き止まりに人影が見えた。

2mはあるかと思うくらいの大きい人間が背中を向けて立っていた。

山田さんはおそるおそる近づき、

山田さん「あの~何してるんですか?」

その影は振り向いた。

それは明らかに人間では無い形相の怪物だった。

口が耳まで裂け、両目は猫のような目をして

真っ赤に充血していた。

耳はとんがっていて

黒いコートかと思っていた服は

毛むくじゃらの体毛のようだった。

怪物の足元には人が倒れていた。

血だらけですでに息絶えているように見えた。

身体中、喰い千切られていた。


怪物「見たな」

山田さん「あ・・あ・・・・」

震えて声が出ない。

怪物は山田さんの方に近寄ってきた。

山田さん「助けてくれ」

怪物「だめだ。 お前も喰う」

山田さん「何でもしますから命だけは」

怪物「見られてからには生かしていけない」

怪物は山田さんの首を掴み

デカい口を開き山田さんの頭からかじろうとした時に

手を止めた。

怪物「う~ん、そうだな今日はクリスマスイブだし助けてやるか」

山田さん「本当ですか ありがとうございます。」

怪物「助けてやるが条件がある」

怪物「今日見た事は絶対に誰にも言うな」

怪物「誰かに話せばお前を八つ裂きにするからな」

怪物はそう言うと

背中から大きな翼を伸ばし

喰いかけの死体を掴んで月夜の空に向かって飛んでいってしまった。

翌朝 目が覚めると山田さんは自分の家のベッドで寝ていた。

昨日の事は夢だったのか・・・

いやそんな事は無いはずだ あんなリアルな夢があるはずない

すぐにでも昨日の出来事を誰かに話したい。

でも口止めされている

もし約束を破ったらどうなるか・・・・

誰かに話したい衝動を抑え、

山田さんは仕事に打ち込むようになった。

酒もやめた。

それから何故か不思議と事業が

うまくいくようになってきた。

取引先がどんどん増えていってあっという間に借金も無くなり、

しかも取引先の女性と結婚も出来た。

双子の娘も生まれ

順風満帆な生活だった。

いつしかあの怪物の事も忘れるようになった。

あれから10年

12月24日のクリスマスイブの日

自宅で家族4人でクリスマスパーティーをした。

夜も更け、子供達2人は2階で眠っている

山田さんと奥さんは2人でシャンパンを飲んで語っていた

ふと山田さんはあの日の怪物の事を思い出した。

もう10年も経ってるんだし良いよな

少し酔っていた山田さんはそう自分に言い聞かせ

妻にあの日の事を話し出した。

山田さん「実は10年前・・・・・」




山田さんは妻に全て話した・

10年前のあの日あった事、怪物の事を。

それまで普通に聞いていた妻の顔色がみるみるうちに変わっていった



妻「あなた・・・・・」

妻「これを見て」

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Posted by 細田塗料株式会社 at 05:10Comments(2)