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2019年10月13日

久しぶりの石川県の怖くない話②

第51話「迷子」を読んでから読む事をお勧めします。




第52話「続・迷子」

高校2年生のB君が学校からのいつもの帰り道を歩いていると

尼寺の門の前で女の子が泣いていた。

B君「どうしたの?」

女の子「お父さん、お父さん~」

B君「お父さんとはぐれちゃったの?」

女の子「お父さん、お父さん~」

女の子は泣きじゃくってラチがあかない。

B君は女の子の手を取って尼寺の中に入っていった。

B君「すいませ~ん どなたかいらっしゃいませんか~?」

奥からその尼寺の尼僧と思われるであろう頭巾を被ったを年老いた女性が出てきた」

尼僧「どうされました?」

B君「あの~ この子がお父さんとはぐれちゃったみたいで・・」

尼僧「え? どうされました?」

B君「いや、あの、だからこの女の子が迷子で・・」




尼僧「なるほどね ふむふむ・・」

尼僧は何かを察したのか

尼僧「ちょっとこっちに来て。」

B君達は本堂に通された。

尼僧「2人ともそこに座って」

2枚出された座布団に

B君と女の子は座った。


しばらくすると尼僧はお経を唱え始めた。

B君は何故お経を唱えるのかわけがわからなかったが

とりあえず目をつむり合掌をした。

お経を唱えて5分もしたころ

尼僧「もういいですよ」

B君は目を開けると

さっきまで隣で座っていた女の子は いなくなっていた。

B君「あれ?女の子は?」



尼僧「わたしには最初からあなたしか見えませんでしたよ」

尼僧「あの女の子の幽霊は天国のお父さんとはぐれしまったようね。でももう大丈夫ですよ」


B君「え? あの子 幽霊だったんですか??」

B君「でも良かった~ お父さんのとこにちゃんと行けたんですね」



たとえ幽霊でも無事 父親のところに行けた事にホッとしたB君は帰ろうとすると

尼僧「あ、ちょっと待って、

実はうちの寺の無縁仏のお墓の供養代の寄付を募ってて、

少しで良いから助けてもらえせんか?」


B君は快く財布から3000円を出すと尼僧に手渡した。





尼僧「ありがとう ありがとう」

尼僧は寺から帰って行くB君の姿が見えなくなるまで見送ると

本堂に戻って行った。



すると本堂の仏像の奥の隙間からさっきの女の子が出てくるではないか。


女の子「おばあちゃん 今日うまくいったね」

尼僧「楽勝ね」

女の子「きゃははは~」

尼僧「ヒャッヒャッヒャ」






Posted by 細田塗料株式会社 at 10:33│Comments(2)
この記事へのコメント
Mさん・・・・(笑)
なんでやねん
(´゚∀゚)・:.・:∵ブハッ
えーおあとがよろしいようで
Posted by すずっち at 2019年10月27日 11:02
>>すずっちさん
登場人物入れ替えるだけだったので簡単でした笑。
Posted by 細田塗料株式会社細田塗料株式会社 at 2019年10月27日 15:19
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    コメント(2)